土用の養生 東洋医学「脾・胃」
「土用」は季節の変わり目である
立春、立夏、立秋、立冬の前の
18日間を「土用」と呼び、
年に4回あります。
「胃・脾臓」系に影響し、
免疫系の働きを担っています。

●脾
食べたものを消化吸収するだけでなく、
体に必要なもの(生命エネルギー)を
体中に配る働きがあります。
また、血管から血液が漏れ出すのを防ぎます。
●胃
食べものをある程度消化吸収し、
小腸へ送り出す働きがあります。
「脾・胃」働きが弱くなると、
身体の各臓器にエネルギーが届かないため、
トラブルが出始めます。
<五行別の不調>
・肝→貧血や生理の遅れ
・心→冷え性、低血圧
・肺→息切れ、便秘、下痢
・腎→皮膚が乾燥する
身体にトラブルがある方は、
その臓器のケアも必要ですが、
胃腸の働きを整えて食べたものを
しっかりと吸収できるようにすることも重要です。

また、「土」のエネルギーである脾・胃は、
思考や情報、知識などの消化吸収にも関連しています。
エネルギーのバランスが取れていると、
大地のような母性で思いやりを持って、
人を育てたり愛情を注ぐことができますが、
バランスが崩れると、
集中力に欠け、考え過ぎて胃を痛めたり、
過度の依存心や過保護になって
相手に強く求めてしまうことも。

知識や知恵は使う(アウトプットする)ことで、
初めて価値があるも。
自分にとって必要な情報は使い、
要らない情報は溜め込まずに
どんどん手放していきましょう。
このように、
身体と心は常につながっています。
心にストレスを抱えているなら身体が乱れている証拠。
身体にトラブルがあるなら、心が乱れている証拠。
どちらにしても、
身体と心のバランスをとるには、
食事を自分に合ったものにするのが一番手っ取り早い。
そして、
いつも安定した身体と心を手にいれることができます。
まずは、食事の「土台」をしっかりと整えて
お食事の軸を作りましょう♪
私たち日本人の土台となる食事は、
ご飯とお味噌汁です。
稲(イネ)の言霊は生命の根(イノチノネ)
味噌の言霊は身体の礎(身=ミ、礎=ソ)
何を食べて良いか分からなくなってしまったら、
まずはご飯とお味噌汁をゆっくり丁寧にいただきましょう!
食事を変えれば必ず人生は変わります。

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