口のトラブルについて①
口と唇は消化器の状態をあらわしています。
消化・吸収は食べ物を口に入れた瞬間から始まっています。
食べ物をよく噛むことで、胃腸の受け入れ準備も整い、
効率よく栄養を吸収することができます。
胃腸の内部は簡単に見ることができませんが、
口を見ることで消化器の内側を知ることができます。
<唇は消化器系の特定の領域をあらわしています

・上唇は胃
・下唇は大腸
・口角は十二指腸
●口の周りに吹き出もの
胃腸の粘膜で炎症が起こり、その熱が上がってきている状態です。
胃腸が虚弱の場合によく見られるので、
まずはよく噛むことを心がけましょう。

●唇が乾燥している
唇は身体の外に露出した粘膜なので、
潤いを失うと、唇が乾燥してカサカサになったり、皮がむけます。
風邪などの感染症で高い熱が出たり、内臓の病気、糖尿病などで体温が高くなると
唇が乾きます。
また、加齢や疲労などで身体の水分が減少すると、
口の中や唇も乾燥してきます。この場合は、手足のほてりやのぼせを
伴うことがあります。

●口角のかさぶた
植物油や脂肪の多い動物性たんぱく質を摂りすぎることで
胃や、十二指腸が炎症している可能性があります。
右の口角は、肉、卵、チーズなどの摂り過ぎによって、
肝臓や胆のうからの胆汁の排泄にトラブルが起きている状態。
左の口角は膵臓の分泌物によるものです。

次は唇の色についてです。